事故例7 ジェットスキー

(国土交通省 「海技と知識」より)

水上オートバイを未経験者が操縦し遊漁船と衝突した事例

年月日時:昭和62年8月9日午後2時30分
場所:宮崎県青島北方沖合
天侯:曇、風力3、南東風
船舶:K丸7.8m、遊漁船、FRPL号2.7m、水上オートバイ
受有海技免状:四級小型船舶操縦士一級小型船舶操縦士
損害など:船首部破損、同乗者重傷

経緯
遊漁船K丸は船長と友人2人が乗船して宮崎港を出港し、青島沖で釣りを終えて錨泊中の知人のヨットに係留していたところ、左舷前方に錨泊していたヨットから離れた水上オートバイL号が、急速に接近し衝突しました。
水上オートバイL号の操縦者J君は6人の仲間と友人のヨットに乗船し、同ヨットをべ一スとして水上オートバイを楽しむこととなりました。J君は一級小型船舶操縦士の免許をもっていましたが、これまで水上オートバイ乗船の経験がなくその操縦方法も全く知りませんでしたが、モーターバイクの乗車経験があるので操縦方法も同じと考え
操縦の予備知識を得ることもなくヨットの仲問と2人乗りをすることにしました。その際J君は仲問を前側の操縦者席に座らせ、自分は後席にまたがり両手を伸ばしてハンドルを握り、30キロメートルからさらに41キロメートルに増速したところ、体重のかけ方が悪くハンドルの握り方も不均等であったことから、針路が次第に左偏し、遊漁船K丸に接近したので、レバーの開度をゼロとし、ハンドルを右方へ一杯としましたが衝突してしまいました。
海難原因
水上オートバイの未経験者が、その特殊な操縦性能を知らないで操縦に当たったこと。
海難防止対策
@小型船舶操縦士免許の受有者でも、初めて水上オートバイを操縦しようとする場合、熟練者の指導を受けてその特殊な操縦性能をよく理解し、十分に経験を積んでから行うこと。
A水上オートバイは、ハンドルの操作によって噴射口からのジェット水流の方向を変化させるとともに、乗員の体重移動により船体を傾かせることとによって、進路を変えることができる
私の一言
夏になると片江湾内でもジェットスキーが走り回ります。一度まっすぐ船に向かってくる奴が居たんです。わざとやってるのかと思ってましたが多分曲がれなかったのでしょう。 恐ろしいもんです。また、堤防をこすっているやつも見たことが有ります。近づかないほうが良いようで・・・。